【特別枠の創設】事業再構築補助金 特別枠の創設とその概要
コロナウイルス感染症による影響により変化する社会に対応するため、事業再構築補助金が創設されています。この事業再構築補助金について、2月4日に新たな動きがありました。
それが、緊急事態宣言特別枠という枠の創設です。
目次
事業再構築補助金とは?
事業再構築補助金とは、2020年度(令和2年度)第3次補正予算案にて創設された、企業の新分野展開・事業転換などを支援を目的とした補助金となります。
要件を満たした中小企業において【通常枠・特別枠】を、中堅企業において【通常枠・グローバルV字回復枠】といった枠組みで補助額最大1億円の措置となっています。
事業再構築補助金については、こちらの記事に詳しく掲載しています。
特別枠とは
特別枠について
今回新しく追加された特別枠は、緊急事態宣言における飲食店の営業時間短縮や、外出・移動における自粛などにより大きく影響を受けた事業者に向けた支援枠となります。

特別枠の要件
特別枠には、通常枠に加え以下の新たな要件が加えられてます。
- 緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や、不要不急の外出・移動の 自粛等により影響をうけたことより、令和3年1月~3月のいずれかの月の売上高が対前年または前々年の同月比で30%以上減少していること
よって、特別枠での申請を行う場合には、通常枠の要件である以下の3つを含めた - 申請前直近6ヶ月間のうち、任意の3ヶ月の合計売上高がコロナ以前と比較して10%以上減少していること
- 自社の強みや経営資源を活かしつつ、「事業再構築指針」に沿った事業計画を認定支援機関と策定すること
- 事業終了後3~5年で付加価値額または従業員一人当たり付加価値額の年率平均3.0%以上増加の達成を求める
の4つの要件を満たす必要があります。
特別枠のメリット
- 事業規模に応じて補助額条件を設定したうえで、補助率を中小企業3/4(通常枠:2/3)中堅企業2/3(1/2)に引き上げ
- 通常枠より迅速な審査・採択を行うとともに、特別枠で不採択の場合でも、通常枠で再審査を受けることが可能
事業規模、補助上限、補助率については以下のとおりとなっています。

公募について
この補助金の公募については、3月の予定となっています。申請にはjGrants(電子申請システム) での申請受付を予定しますので、GビズIDが必要となります。このGビズID取得にも2~3週間かかりますので、補助金のご活用をお考えの方は早めにID取得をされておくことをお勧めします。
GビズIDについてはこちらの記事に詳しく掲載しています。
認定支援機関について
上記の要件の中にある認定支援機関というのは、【正式名称:認定経営革新等支援機関】といい、中小企業・小規模事業者が安心して経営相談を受けられるために、専門知識や実務経験が一定レベルの者に対して、審査し認定する公的な支援機関となります。
フィールドマネジメントもこの認定支援機関として登録・認定されています。この事業再構築補助金においてもご相談を承りますので、お気軽にご相談ください。
