【事業再構築補助金】緊急事態宣言特別枠の採択が発表!
6月16日、緊急事態宣言特別枠の採択結果が事業再構築補助金の公式サイトにて発表されました。
この緊急事態宣言枠については優先的に審査されることとなっており、通常枠や卒業枠などより早い発表となっています。
第一回公募 緊急事態宣言特別枠 採択結果
令和2年度第3次補正予算「事業再構築補助金」(緊急事態宣言特別枠:第1回公募)について、令和3年3月26日(金曜日)から令和3年5月7日(金曜日)まで公募を行い、応募のあった5,181者のうち、申請要件を満たした4,326者について審査を行った結果、2,866者を採択しました。
引用元:経済産業省
緊急事態宣言特別枠における採択者の割合をみると、62.14%の採択率となります。緊急事態宣言特別枠の申請要件は、通常の申請要件に特別枠の追加要件を加えたものとなっており厳しい採択となると予想されましたが、50%を超える採択率という結果となりました。
現在、中小企業・事業者向けでの大きな補助金として持続化補助金やものづくり補助金などがありますが、回数毎に審査が厳しくなり採択率の減少がみられる中、この採択率は決して低くないものと思われます。また、それら一次公募と比べても同様のことが言えます。
補助金 | 申請件数 | 採択数 | 採択率 |
---|---|---|---|
持続化補助金一般型(一次) | 8,044件 | 7,308件 | 90.9% |
ものづくり補助金(昨年度一次) | 2,287件 | 1,429件 | 62.48% |
緊急事態宣言特別枠(一次) | 4,326件 | 2,866件 | 62.14% |
※中小企業における主な補助金申請との比較(一次公募)
そして今回の採択結果発表に伴い、採択者向け資料のページが新たに開設されています。
申請における様々な「様式」がまとめられたデータや、交付申請以降の手続き等を記載した「第一回補助事業の手引き」、交付申請を行う「Jグランツの入力方法」などが公開されています。
採択された事業者様は、必ずこちらのページを確認しておきましょう。
さらに今後の参考資料として、採択結果のページにて今回の緊急事態宣言特別枠で採択された事業計画書の概要が一覧にてPDF公開されています。
どのような業種が、どのような事業計画書が立てられたのか、事業再構築補助金の申請を悩まれている事業者様にとって今後の計画に役立てる参考資料となっています。
緊急事態宣言特別枠は優先的に審査をされることもあり、申請要件が厳しくも多くの応募がされています。また、不採択であってもその後に加点された状態で通常枠での再審査に移ることから、採択への可能性が高い申請枠です。
この緊急事態宣言特別枠については全2回を予定となっており、現在受付開始している第二回公募にて終了予定となっています(6月17日時点)。しかし、現在のコロナ禍における状況では新たに公募も十分に考えられますので、今後の募集要項をしっかりと確認していきましょう。
また、経済産業省のニュースリリースによると、通常枠・卒業枠・グローバルV字回復枠についても、6月16日付リリースでは6月18日(金曜日)に採択結果を公表予定とのことです。