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小規模事業者持続化補助金の一般型(第5回締切分)の補助事業者が採択されました

 令和3年8月31日(火)に、中小企業庁より令和元年度補正予算中小企業生産性革命推進事業として実施している「小規模事業者持続化補助金」の「一般型」について、第5回公募分の採択発表がありました。申請件数は12,738件に対して、採択件数は6,869件となりました。また、この結果により採択率53.9%となります。

令和2年3月10日から募集を開始しており、令和3年6月4日に第5回公募分を締め切りました。申請のあった12,738件について外部有識者による厳正な審査を行った結果、6,869件の採択事業者を決定しました。

 

出典:中小企業庁HPより


 これまで行われた持続化補助金一般型について、第5回を含めた過去分は下表のとおりです。

申請件数 採択件数 採択率
第5回一般型 12,738件 6,869件 53.9%
第4回一般型 16,126件 7,128件 44.2%
第3回一般型 13,642件 7,040件 51.6%
第2回一般型 19,154件 12,478件 65.1%
第1回一般型 8,044件 7,308件 90.9%


 今回の第5回は、前回の第4回と比較すると申請件数は3,388件の減少であり、過去2番目に低い申請件数となりました。この減少には影響がある事柄として、本補助金第5回締切日である6月4日までの間に実施された「事業再構築補助金第1回の公募」があります。2つの補助金はそれぞれ目的が違うとはいえコロナ禍において大きく動くことを強いられている事業者様も存在しうる現状では、事業再構築補助金の申請へ事業計画を見直した事業者様も多いのではということが考えられます。
 採択数も6,869件と第4回採択件数より159件の減少ではありますが、申請件数が大きく減少したため採択率に関しましては53.9%となり、回復する動きとなりました。しかしながら過去回と比べ採択件数自体の大きな変動はあまり見られず、採択率も前述の通り申請件数の減少による回復であるため、採択自体のハードルそのものは依然として変わりのない高いものであると伺えます。

 この『令和元年度補正予算小規模事業者持続化補助金<一般型>』の第6回については、10月1日(金)が締め切りとなっています。
 全国的にまん延防止等重点措置や緊急事態宣言といった動きが続き、事業者様には依然として厳しい情勢が続いています。わずかに回復を見せた採択率もその数値の動きの傾向から、応募すれば採択されやすいと安心できる数値ではなく、今後の申請においてもしっかりとした計画を立てておく必要があります。