【事業再構築補助金】第4回の公募スケジュール、公募要領公開。
ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために、中小企業等の事業再構築を支援する事業再構築補助金。
その事業再構築補助金の第4回の公募が10月28日(木)の18時より開始となり、第4回の公募要領が公開されました。今回では事前着手申請の手続きが変更になっています。
以下、第4回となる公募スケジュールがこちらとなります。
目次
公募期間
公募開始 | 令和3年10月28日(木) | 18:00 |
申請受付 | 令和3年11月中旬 | 予定 |
応募締切 | 令和3年12月21日(火) | 18:00 |
第4回公募の申請受付は11月中旬の予定となっています。この申請受付につきましては、後日公開される予定となっておりますので、今しばらくお待ちください。
応募の締切は12月21日(火)の18時です。時間厳守となりますが応募申請が集中した場合、申請手続きが滞る可能性があります。特に締切り間際には非常に多くの申請が予想されます。
一般的に、電子申請の入力には数時間程度を要しますので、十分な余裕を持って申請手続きを開始するようにしましょう。
申請枠について
第3回より申請枠が増設されており、現在では以下の通りとなっています。
申請枠 | 補助金額 | 補助率 |
通常枠 | 中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数20人以下】100万円~4,000万円 【従業員数21~50人】100万円~6,000万円 【従業員数51人以上】100万円~8,000万円 |
中小企業者等 2/3 (6,000万円を超える部分は1/2) 中堅企業等 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3) |
大規模賃金枠 | 中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数101人以上】8,000万円超~1億円 |
中小企業者等 2/3 (6,000万円を超える部分は1/2) 中堅企業等 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3) |
卒業枠 | 中小企業者等:6,000万円超 ~ 1億円 | 中小企業者等 2/3 |
グローバルV字 回復枠 |
中堅企業等:8,000万円超 ~ 1億円 | 中堅企業等 1/2 |
緊急事態宣言 特別枠 |
中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数5人以下】 100万円 ~ 500万円 【従業員数6~20人】100万円 ~ 1,000万円 【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円 |
中小企業者等 3/4 中堅企業等 2/3 |
最低賃金枠 | 中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数5人以下】 100万円 ~ 500万円 【従業員数6~20人】100万円 ~ 1,000万円 【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円 |
中小企業者等 3/4 中堅企業等 2/3 |
※【大規模賃金引上枠】、【卒業枠】、【グローバルV字回復枠】、【緊急事態宣言特別枠】、【最低賃金枠】については、補助対象要件を別途設けています。
※【最低賃金枠】は、加点措置を行い、【緊急事態宣言特別枠】に比べて採択率において優遇されます。
※すべての公募回の合計で、【大規模賃金引上枠】は150社限定、【卒業枠】は400社限定、【グローバルV字回復枠】は100社限定の交付件数です。
このなかで申請枠のひとつある『緊急事態宣言特別枠』については、予算に限りがあり今回の応募にて締切になるケースもありますので、こちらの申請をお考えの事業者様はご注意ください。
新設された申請枠についての詳細や変更点、それらを踏まえた各補助金額・補助率・要件一覧はこちらをご確認ください。
新設された類型(大規模賃金枠・最低賃金枠)、見直し変更点について
第4回の採択発表について
第4回の採択発表につきましては2月中旬~下旬となります。
採択の決定については、申請者全員に対して採択・不採択の結果を事務局から通知されます。また、公式サイトを通じての公表も行われますのでそちらでの確認も可能となっています。
採択後の手続きにつきましては、公式サイトにて採択者向けの手引きをご参照ください。
今後の公募予定
第4回公募締め切り後、令和3年度内では1回程度の公募が予定されています。現在のところ第5回公募は1月との予定がでていますが、詳しい日時につきましては後日公式サイトにて発表となります。
事前着手申請の手続き(変更有)
本事業には事前着手申請をおこなうことにより、令和3年2月15日以降に購入契約(発注)等を行った事業に要する経費も補助経費対象とすることができます。
こちらの申請については、過去の手続きと同様ではなく変更があります。今までは『事業再構築補助金の申請とは別に、事前着手申請を事務局へメールで提出する』必要がありましたが、今回より『jgrantsを利用した申請方法』となります。専用ページが公開されていますので、そちらよりログインを行い申請することになります。
事前着手の承認に際して、会社概要、事業計画の概要、新型コロナウイルスの影響と事業計画との関係(感染症の影響を乗り越えるために早急な投資が必要不可欠である理由等)を記載する必要があります。記載内容が不十分な場合は、申請後に事務局からの確認がある場合があります。
第4回でも継続された事前着手ですが、第5回以降の取扱いについては今後の状況等を踏まえての判断がなされることとなります。変更がある場合には事前にお知らせがありますので事前着手申請をお考えの場合はご注意ください。
第4回の事前着手申請の受付期間は以下の通りとなります。
- ①受付期間
令和3年10月28日(木)~交付決定まで - ② 提出方法
応募される方は、本事業の申請とは別に、事前着手のための申請を事務局にjGrantsよりご提出ください。
申請用ページ:令和2年度事業再構築補助金(事前着手申請)(クリックで移動)
事前着手の承認の可否については可否決定後、順次、結果の通知が行われます。通常申請から10日~2週間程度を目安に通知を行う予定ですが、内容や申請状況によって期間を要する場合があります。
ただし、交付決定前に事前着手の承認がなされても、補助金の採択を決定づけるものではありませんので、ご注意ください。
gBizプライムアカウントを忘れずに!
事業再構築補助金の申請は、電子申請システムのみでの受付となります。gBizプライムアカウントの発行・取得には、通常でも2~3週間の時間を要しますし、発行・取得が集中する等の状況により3週間以上の時間となる場合も考えられます。
事前着手申請でもjgrantsを使用することとなりましたので、その際にもこちらのアカウントを使うこととなります。
見取得の方は、速やかに利用登録を行ってください!
暫定プライムアカウントについて
本来gBizプライムアカウントを作成するにあたって必要な、『申請書及び印鑑証明書・印鑑登録証明書』の郵送を省略し、審査についても最大限省略して発行する暫定的なアカウントです。
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※すでに通常のgBizプライムアカウントをお持ちの方はこの項目は関係ありません。通常のgBizプライムアカウントにて申請が行えますのでご安心ください。
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この暫定プライムアカウントは、「事業再構築補助金」及び、「小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)」の申請に限って利用できるアカウントです。
申請より、最大48時間での承認の見込みです。承認の際にはメールが届きますので記載内容に従って処理を行ってください。※メールが届いたら承認されたというわけではありません。必ず記載内容をご確認の上、処理を行ってください。
- 申請方法
① G ビズ ID のトップページの「gBizID プライム作成」から、必要事項を記入します。
(これは通常のプライムアカウントと同様です)。
② 必要事項のうち「部署名」欄に「特定補助金専用」という文言を記入し、「申請書作成」をクリックします。
③ この際、申請書の印字、押印、印鑑証明書・印鑑登録証明書の取得、郵送は必要ありません。
~作成についての注意事項~
※エントリーアカウントをお持ちの方は、退会を行ってから、暫定プライムアカウントの発行申請を行ってください。
(退会した場合、過去の操作情報等を参照することはできません)
※G ビズ ID に登録済みのアカウント ID(メールアドレス)はご利用できません。
※同一人物(氏名・住所等の基本情報が同じ)による複数の申請は受け付けられません。
※既に通常のプライムアカウントの発行を申請された方で、締切までにアカウントの発行が間に合わない方は、再度、上記の作業により暫定プライムアカウントの発行申請を行ったうえで、補助金の申請をお願いいたします。
なお、採択公表後の補助金の交付を受けるに当たっての申請には、通常のプライムアカウントが必要となります。暫定プライムアカウント取得後は、速やかに通常のプライムアカウントへの変更を進めてください。
※2020年度IT導入補助金でのご利用の際に作成した、暫定プライムアカウントは、2021年4月1日より利用ができなくなりますので、通常のプライムアカウントへの移行を行ってください。
~変更申請方法~
暫定プライムアカウントを通常のプライムアカウントに変更される場合、暫定プライムアカウントの申請の際に作成した申請書を印字し押印の上、印鑑証明書・印鑑登録証明書とともに下記あて先まで郵送します。
gBiz公式サイトの変更についてのPDF資料にて、チェックシートがございますのでご確認ください。
【送付先】
〒530-8532 G ビズ ID 運用センター 変更プライム宛
また、gBizアカウントについては以下の記事にて詳しく掲載しています。
GビズIDをご存知ですか?申請方法と注意点
gBizアカウント公式サイトはこちらから
第4回の公募が開始となりました。第4回の締切が12月21日です。締切が12月後半ということもあり、各事業者様も慌ただしい時期になると思います。素早い動きを求められますが、不備のない申請を行うよう注意していきましょう。
また、事前着手申請の変更が行われています。こちらでもjgrantsで行うため『gBizプライムアカウント』が必要となりました。暫定アカウントもありますが、gBizプライムアカウントはjgrantsをはじめ多くの行政府サービスの電子申請と連携がとられており、重要性が増してきています。正式なアカウント発行には時間がかかりますので早めの取得をしておきましょう。
第4回はその日程により申請締切日の申請は混雑も予想されます。期間内に間に合わないこと等がないように、早めの対応を心がけて認定支援機関との策定を進めていきましょう。