小規模事業者持続化補助金の一般型(第8回締切分)の補助事業者が採択されました
令和4年8月31日(水)に、中小企業庁より令和元年度補正予算・令和3年度補正予算小規模事業者持続化補助金<一般型>中小企業生産性革命推進事業として実施している「小規模事業者持続化補助金」の「一般型」について、第8回締切分の採択結果公表がありました。申請件数は11,279件に対して、採択件数は7,098件となりました。この結果により採択率62.9%となります。
目次
小規模事業者持続化補助金 一般型(第8回締切分)
令和4年3月22日から募集を開始しており、令和4年6月3日に第8回公募分を締め切りました。申請のあった11,279件について外部有識者による厳正な審査を行った結果、7,098件の採択事業者を決定しました。
出典:中小企業庁HPより
これまで行われた持続化補助金一般型について、第8回を含めた過去分は下表のとおりです。
公募 | 申請件数 | 採択件数 | 採択率 |
---|---|---|---|
第8回一般型 | 11,279件 | 7,098件 | 62.9% |
第7回一般型 | 9,339件 | 6,517件 | 69.8% |
第6回一般型 | 9,914件 | 6,849件 | 69.1% |
第5回一般型 | 12,738件 | 6,869件 | 53.9% |
第4回一般型 | 16,126件 | 7,128件 | 44.2% |
第3回一般型 | 13,642件 | 7,040件 | 51.6% |
第2回一般型 | 19,154件 | 12,478件 | 65.1% |
第1回一般型 | 8,044件 | 7,308件 | 90.9% |

第8回では減少傾向にあった応募者が増加しました。前回との増減比で応募は20%増、採択件数は8%増という結果であり採択率としては減少となります。一度大きく減少した採択率も回数を重ねる毎に上昇傾向でしたが、ここで再び減少の動きとなりました。
第6回・第7回から引き続き60%台を維持している結果とはいえ、採択についてはやはり狭き門であることには違いありません。この第8回締切分より新たに『加点審査項目』が追加されおり、本結果の上ではその影響度を掴めていませんが、この項目は採択へ近づく重要な項目です。もちろん採択には経営計画・補助事業計画の策定が最重要ではありますが、より可能性を上げるためこれらの活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
加点審査項目については現在以下の7項目となります。(詳細は公募要領をご確認ください)
- 1.パワーアップ型加点
- 2.赤字賃上げ加点(※賃金引上げ枠で適用)
- 3.経営力向上計画加点
- 4.電子申請加点
- 5.事業承継加点
- 6.東日本大震災加点
- 7.過疎地域加点
第8回採択者実績報告提出締切期限
補助金は交付が決定して終わりというわけでありません。実績報告書の提出がありますので報告書の作成を忘れずに事業を実施していきましょう。報告書類詳細については公式サイトをご覧ください。
公募 | 補助事業実施期間 | 補助事業実績報告提出期限 |
---|---|---|
第8回受付締切分 | 交付決定日から2023年2月28日(火)まで | 2023年3月10日(金) |
第9回小規模事業者持続化補助金の締切は9月20日(火)
令和元年度補正予算・令和3年度補正予算小規模事業者持続化補助金<一般型>の第9回については、2022年9月20日(火)が締め切りとなっています。
お気づきと思いますが、第8回より正式名称が変更され持続化補助金の公式サイトも変更されています。それに伴い公募要領も大きく改訂されており、これからも変更が行われていきます。申請を行う際には最新の公募要領を確認し申請を行いましょう。
また、持続化補助金については働き方改革により事業拡大や賃金引上げ、インボイス導入による問題、創業や継承にまつわる支援として〈特別枠〉もできています。状況においては通常枠より特別枠による支援が適している場合もございますので、こちらの活用もご検討ください。